HATCHの採用基準は相性が全てです。 採用資料ダウンロード
選択中
絞り込み
閉じる
© 2024 HATCH Inc.
あたらしい価値観のスペース「THE THIRDMAN STUDIO」はクリエイティブの未来をつくる実験場になる
THE THIRDMAN STUDIO THE THIRDMAN STUDIO
事業のこと

あたらしい価値観のスペース「THE THIRDMAN STUDIO」はクリエイティブの未来をつくる実験場になる

こんにちは、ハッチくんです!

HATCHでは、常駐スタッフのいない無人のクリエイティブスペース「THE THIRDMAN STUDIO」を運営しているんだって。

映像編集の基礎スペックを完備していて、オフライン編集や試写はもちろん、ミーティング、プレゼンテーション、ワークショップなど、使い方はクリエイター次第。

なにやらそんな“THIRDMAN”の使い方の未来について考えるワークショップがおこなわれるらしい!

THE THIRDMAN STUDIOっていったい…?

ファシリテーターは羽渕彰博さん(OMSUBI)。

参加してくれたのは鈴木勝さん(白組)、袴田知幸さん(SPEC)、飯島宏樹さん(SPEC)!

ワーク①チェックイン

ハッチくん

今日はよろしくお願いします!

羽渕さん

よろしくお願いします。僕ちょっと業界が違うから映像のフローとかわかってません(笑)
完全に今日アドリブでワークショップをするので、普段はそんなことないですけど。
簡単にHATCHさんから預かったオリエンテーションみたいなものをインプットさせていただいて、それからちょっとポストイットを使ってアイデアを出して、マッピングして整理して、最後、ちょっと気付きを一言ずつみたいな感じでいけたらなと思います。

鈴木さん

面白そうですね。

羽渕彰博さん(OMSUBI)
羽渕さん

ではまずチェックインをしましょう。とりあえず今日お互い呼び合うニックネームを。

飯島さん

ニックネーム?

羽渕さん

そうです、お互いを何て呼ぶか。僕、「ハブチン」っていつもワークショップでいうんですよ。
“ハカマタさん”とかってちょっと硬いので。

袴田さん

じゃあ「ハカマー」で。

飯島さん

じゃあ「ヒロ」。海外で活動しているときも「ヒロ」でした。“ヒロキ”って誰も言えない。

鈴木さん

僕も「マサル」の「ル」がみんな言えないみたいで。「マサ」だけ。

ワーク②オリエンテーション

ハブチン

まず、そもそも今僕らがいるこのTHE THIRDMAN STUDIOは、どういう場所、どういう想いでつくられたのかっていうのをHATCHさんから聞いてきたので説明しますね。HPだしますね。

THE THIRDMAN STUDIO
ハブチン

『ありそうでなかった』って書いてますけど、“Creativity works HERE.”っていう、ここから何かクリエイティブなもの、創造的なものが生まれるよっていう、そういう場所にしたいと思って名付けた場所だそうです。
簡易的なWEB動画程度なら納品まで一気にここでできるっていう機材と、あとはここにある大きなホワイトボードをつかって、いろんなコミュニケーションが生まれるっていう想定なんですね。クリエイターもクライアントもみんながこの大きいテーブルを囲むっていうのがコンセプトでつくった新しいタイプのクリエイティブスペースですと。確かにクリエイティブって会話から生まれますよね。

THE THIRDMAN STUDIO イメージイラスト
ヒロ

イラストおしゃれ。作業風景ですかね。

ハカマー

けっこう、切羽詰まってる状態かな(笑)

ハブチン

いいですよね。…なんですが、実は、HATCHさん的にはこの場所をちょっと持て余してしまったそうで。
中途半端にスペックの高いPCを入れたりとか、システムっぽいことをやっちゃったので、会議室にしてはちょっとコスト高いなっていう感じになっちゃったと。
高コストなわりに、常駐のアテンダントがいるでもない無人スペースなので、専門的な用途というわけでもない。
すごく場所自体は良くて、使ってくれた人には喜んでもらえるのに、なんて言って伝えていっていいのかっていうのがちょっと分からなくなってしまったと。
そこで一度どうしたらいいかなっていうアドバイスを求められたのが、白組のマサさんだったんですよね?

鈴木勝さん(白組)写真右 THE THIRDMAN STUDIOのシステムをリプランニングしてくれた。
マサ

そうですね。
THIRDMANの機材はいわゆるポスプロの機能を備えてました。
けどポスプロ業界の課題って、ワンサイズ・イッツオールにするために、すごい巨大な仕組みをつくって、いろんな人を配置して、結果何があるかっていうと、距離感が離れていっちゃう。
距離を縮めたくて一ヶ所に集めた施設なのに、みんながバラバラなことをやらざるを得ないで、しかも、そこにいろんな仕事を入れていくから、プロジェクトはいっぱい回るけど「あの人って何やってるの?」って分からなくなって、どんどんみんなの距離が離れちゃう。
さっきのイラストにあったみたいに、実は同じ場にいて、声が聞こえてたらすげえ便利だよねとかって思うし、「ちょっと買い物行ってきます」って誰かが言ったときに「じゃあついでに」とか「ちょっと本も買ってきてよ」みたいな声を掛けられたら、そういう場所ってなかなかないなと思ったので、もったいないなと。
だからまずは一回、要らないものを全部外したんですよ、機材を。

ハブチン

何を外したんですか?

マサ

全部です。いっぺん全部外して、もう一回つなぎなおしたんです。
今までここのPCに入れてた内容って、大半はポスプロ屋さん、システム系の会社さんが組んでくれたので、いろんな接続方法ができるけど学習コストがめっちゃ高いんですよね。
本当は電源スイッチ一個ですぐスタートしたいのに、ポスプロらしさを求めるとめっちゃややこしくなって、使う側はこの設備のことをあまり分からないまま使わざるをえない。ほんと究極シンプルな状態で、ここにパソコンがあって、使いたいソフトが入ってて、モニターにも出せて、みんなでテーブルを囲んで話ができたら、それからスタートでいいんじゃないのっていうようなところにまでまずは1回、リセットをしたみたいな。
この先、上に乗せていくスペックはみんなで考えて入れていったらいいんじゃないかなとも思うし。

ワーク③過去について これまでの日本のポストプロダクション事情

ハブチン

ちょっと僕は業界の知識不足で、前提を確認したいんですけど、その“ポスプロ”ってどういう場所なんですか? 

マサ

ポストプロダクションっていうことで、“ポスト”なんですよ、あとのことなんですよ。

ヒロ

撮影が終わったあとの作業がポストプロダクション。編集に入ってから。
でも、それってなんでポストなんだろうって。僕としては、ポストプロダクションの人間からすると、メインだろうって言いたくなっちゃう、ポストじゃなくて(笑)

ハカマー

基本的には編集と、音、VFXとかCGとかそういうことを全部やるのが、日本でいうとポスプロ。

ハブチン

ハカマーさんはどういうお仕事?

袴田知幸さん(SPEC
ハカマー

僕は映像のディレクター。CMとかだと、基本的にクライアントがいて、広告会社が企画をつくって、出来たら、そこからたとえばSwimmyとかの、プロダクションに仕事が流れていって、プロダクションが制作するときに、ディレクターは誰にするとか、みたいなことでそこから僕がかかわっていく。コンテを撮影用につくりなおして、撮影をして、編集をしてっていうところがやることです。

ハブチン

THIRDMANを使うときはどんな使い方になるんですか?

ハカマー

僕が実際にやるのは…僕は自分で編集をやったりするもするので、それをやったりするのと。
あとはコンテを書いたりとか、打ち合わせしたりとか、ということを具体的にやってます。

ハブチン

なるほど。絵コンテとかの制作打ち合わせはプロダクション、プロデューサーの方とか、代理店の方とかも来て話したりするみたいな感じですか?

ハカマー

そうですね。代理店のクリエイティブディレクターとかCMプランナーみたいな人がいて、そういう人と企画とかコンテの話をしたり。
たとえば、オフラインをやってるときに、間に打ち合わせを組むとか、そういう場合はここに来てもらってやったりとか。
だから、あっち行ったりこっち行ったり、けっこう簡単にここでできるから、そこはいいところかもしれないですね。
いわゆるザ・ポスプロという感じの建物だと、編集室からわざわざ別の会議室に移動して、「だから、なんだ」みたいな。ちょっとめんどくさいなって思って。
ここだったら、パッと行き来できる。PCでオフライン作業をしながら、テーブルに来て、すぐ打ち合わせができるっていう話ですね。

マサ

ポスプロの編集室で一番の欠点は、作業をする人とクライアントが向き合って仕事しないじゃないですか。
PCが置いてある作業スペースの前にソファーがあって、みな同じ方向を向く格好で、視線の先のテレビに向かってみんなが話すみたいなね。
向きあわない。

ヒロ

作業中の様子はテレビに表示されないから、みんな真っ暗な状態のテレビ見て、困ってるときもある(笑)

マサ

昔のいい訳として、失敗してるところ見せたくなかったから、だからオペレーターは空間の最後尾っていう理屈もあったんですよ。
オペレーターがクライアントと直接っていうよりは、クライアントの間にディレクターとかをかまして、そこが吸収してくれる。
「うしろに来ないで」みたいな。こっちも線引いてたみたいな。

ハブチン

クライアントさんからすると「うしろで何かやってるな?」ってことですよね?
隔絶されてたんですね。

ハカマー

けっこう、クライアントとそのディレクターとかも、直接話さなかったりもするんですよ。
途中で代理店が入ったりとか、なぜか一緒にいるのに又聞きみたいになったりとか。

ヒロ

それエディター側からするともっと遠くて、ディレクターを通して、クリエイティブを通して、しかも、営業も通さなきゃいけない。

ハカマー

クライアント、代理店営業、代理店クリエイティブ、ディレクター、エディター。

マサ

そうそう(笑)
距離として2メートルしか離れてないのに、間に人の障壁がいっぱいある。

ハブチン

しんどい…。
ヒロさんは海外のやり方とかを見ながら、エディターをやりながら、もっとこうしたらいいのになみたいなのとかありますか?

飯島宏樹さん(SPEC)
ヒロ

試写に関してはすごくあって。向こうで試写って、エディターも参加しないし、もっと投げちゃうんですよ。
クライアントからフィードバックが来たら、社内のVFXスーパーバイザーに指示を受けて、その人が解釈したやつを僕たちが直して、これを夕方何時に投げようっていって投げて、フィードバックをもらったら、そのときやらないで、次の日にやるっていう。
スケジュールがすごいしっかりしてるんですよね。
だけどこっちのやり方だと、全員同じ時間にボンて入って「いっせーのーせ」で見て、目の前で直してってやるじゃないですか。
でもそれってたまに、付け焼刃で直しちゃってる感がすごいあるときが。
とにかく対応して「その場でみんなで終わらす」方向にただ持っていってるだけっていうのをすごく感じるときがあって。
本当は一拍置くことによって、もっといいものになっていくっていうのはすごい感じます。

ハブチン

海外はけっこう、システム化されてるんですね。

ハカマー

日本ではテレビCMに限って言うと、オールドスタイルをずっとスタンダートでやってる感じだね。

ハブチン

全部その場で決めないといけないってしんどいですね。
普通に、何が起こるか分からないんですもんね?

マサ

何か言わなきゃいけないプレッシャーで、変なことを言ってくる人もいるじゃないですか。

ヒロ

わかるわ、それ。すごいわかる。

マサ

あいだに挟まってる人が多いから、「お前は何も言わねえのかよ」みたいな雰囲気で。
言わなきゃいけない感ってバレるじゃないですか。この人言わなきゃいけなくて言ってるんだろうなって。
実は俺クライアント側にもいたことがあるんですよ。
発注する側になってみると、こんなに発注する側も苦しいんだみたいな(笑)
このCM1本3000万か…とかって思いながら、失敗したら、俺どうするんだろう、3000万円、どうやって取り返すんだろうとか(笑)

ハカマー

そこを背負って来ますからね、クライアントさんは。

ワーク④未来について ポスプロ事情と照らしてこれからのTHIRDMANのあり方を考える

ハブチン

ポスプロの現状とか課題みたいなところも見えたので、次は未来志向で考えて、どういうコミュニケーションが生まれると、クリエイティブがより活性化されるのかみたいなテーマで考えていきたいなと思うんですけど。THIRDMANに限らずで大丈夫です。未来がこうなったらいいなっていう理想を話せれば。
ではマサさんから。

マサ

クライアントからすると、クリエイティブの本職の人たちが課題を解決してくれるせっかくの場なのに、そこに壁をつくったら意味ないよねって。
THIRDMANはそういう障壁を取り払ってクリエイターとクライアントがコミュニケーション取ることに挑戦するための、実験場みたいな。ハブになるっていう意味で。実際の映像を見ながらそれを説明するとか、つくる前の状態とかも考えられるじゃないですか。

ハブチン

いいですね。

マサ

すると、結果として時間の使い方が変わるんじゃないかな。
ポスプロという爆弾処理班が、試写の場で恐々「赤と青どっち?」みたいな。で赤切って爆発する。けど「それ青切っても爆発だったじゃん」みたいなこともあるから。
いま“決めなきゃいけない場”で一気に使われてるパワーを、本当はもっと前の時点に分散できるから、そのために場が必要で、爆発しないための答えをみんなで事前に考えるっていうのが必要で。
そう考えていくとたぶん、撮影前の、プリプロの精度がどんどん高くなっていくんじゃないかなと。

ワークショップの様子。ポストイットにアイディアを書き、発表していく。
マサ

技術的にもいま、ゲームエンジンとかいろいろ可視化するものがあるから、ARとかVRとかもそうですし。
プリプロの精度が高くなるほど、課題についてプロトタイプをちゃんとつくる。いろんなサンプル映像も差し込んだりして、ちょっと見せたりできれば、ハブになる場所を考えていくみたいなことが生まれるんじゃないかな。
そういう試みを走らせる燃料として、ディレクターとかエディターの人が考える新しいことを実際に導入すると。
ポスプロでは今まではたぶん、クライアントが入れろっていうものを入れてたじゃないですか。
いや違うんだよ。主役はエディターで、ディレクターがやりたいことをちゃんと実現するためのものを導入する。だから結果としてクライアントの課題をもっと考えることができて、時間の使い方が変わって、ちゃんといいものができていくみたいな。
そんな流れができるんじゃないかなと。

ハブチン

ありがとうございます。素晴らしい。
じゃあヒロさん。

ヒロ

まず、もう来年からですけど、5Gを上手に採り入れる。
海外って広いからそもそも「集まろう」っていうのがあまりないんですね。集まろうとすると飛行機使って来ないといけないから。
インターネットが今みたいな時代じゃないときから、テレビ電話とかがちゃんとシステムとしてあったんじゃないですかね。
日本はそんなに大きくないけど、だからって来なくても別にね…近いからって。
データもクラウドにあれば、たとえば僕が編集を家でやってて、みんなでオンライン会議するんだったら、家からメインのシアタールームに流して、それをみんなが見れてもいいわけだから。
5G環境で、クラウド編集して、合成とかもする。

マサ

クラウドだからバックアップいらないしね、おもしろい。

ハブチン

じゃあハカマーさん、お願いします。

ハカマー

ここ、THIRDAMANて隣がチョコレートブランドなんですよ。

ハブチン

隣が、はい。

ハカマー

そう。で、ある日、ここで編集してたら、火災報知機が鳴って、バーッて。
ワーッとなって、下のセブンイレブンのおじさんとかが「大丈夫ですか」とかって言って。すぐそこの報知器が鳴ってるわけですよ、THIRDMANの入り口のところ。なんだなんだ?って。でも火事じゃない。
隣からイタリア人のパティシエみたいなのが出てきて、「すみません」とかって言って。

ハブチン

火を使ってた(笑)

ハカマー

クリームブリュレみたいなのを。

ハブチン

ボーッてやってた(笑)

ハカマー

それがいいなと思ったんです、僕。この場所の。
ポスプロって要塞みたいになってて、そこに入ったらいつの間にか夜になってるみたいな、世間から隔離されているわけ、完全に。
ある意味一番集中して作業できる環境だけど、だからめっちゃ閉鎖的なんですよ。
そこで二徹とかするでしょ。そうすると、浦島太郎みたいになって帰っていくわけ。
そういうのよりも、ここはごちゃごちゃしてて、隣で火事が起こって、チョコレートブランドの人が出てくるみたいな、セブンイレブンもあってみたいな、割といろんな人と何もしなくてもかかわりあいながら仕事ができるっていうところが僕はすごくいいなと思ってて。
…それでクリームブリュレか〜ってなって、クリームブリュレを編集に採り入れようかみたいなことがあったりするわけですよ。

マサ

それはおもしろいですね!

ハカマー

あとさっきマサさんが言った、クライアントも含めてお互いを知るみたいな話は割と僕もグッときてて。
レポート1枚で仕事が下りてくるとかあるじゃないですか。それを読み解くんだけど、会ってみたらクライアントは違うことを言ってくるとか。
そういうこともあるし、一方でクライアントさんも、さっき言ってたけど自分の責任を背負って来るわけですね。上司にこう言われてるんだとか。

マサ

このCMで10億上げろとかね(笑)

ハカマー

そんなことはディレクターは知らないんですよ。どうでもいいわと思っていて、知らないんだけど、ただ、10億の話とかを知って仕事をするのと、知らないで仕事をするのとは全然違うし。
人となりも含めて、お互いに知ったりとかして距離が近いと、やってあげたくなるし、仕事にしても、言いやすいし、もっと今まで壁があって話し合いもできなかったのが、だんだん近づいて。
そうすると、より良いものができるんじゃないかなっていうのが。THIRDMANはそういう可能性を秘めてるなっていうのは。

ハブチン

部室感みたいなことなんですかね?

ハカマー

オープンなんです、ここは。めちゃめちゃオープン。
そういうところをもっと強化してワークフローの中に採り入れていくっていう役割を持たせることもできるのかなっていう。
いつでも使えるものがあるし、いつでも人を呼べる。
ポストプロダクションまでの空白期間にもっと検証したりとか、CGの検証をしたりとか、編集の検証をしたりとか、少しずつ進めて、少しずつ報告して、フィードバックをもらって、ちょっとずつことを進められるっていう。

ハカマー

もっといろんな人を巻き込んでいける。
俺、思ったんだけど、たとえば編集のときとかに、スタイリストと話をしてもいいんじゃないかなと。
スタイリストって現場までしか大抵はいないんだけど、スタイリストが参加して、実はこういう服はああいう見せ方をしたほうがいいんじゃないかとか、そういう視点が入っても意外と面白いのかなと割と思ってて。
みんなが、遠くの人も参加しながら、ポスプロ的な役割だけの話でいうと、そういうこともできるんじゃないかなっていう話です。
クライアントも、スタッフも、みんなが入ってきやすい。
僕もクライアントになって考えたりとか、クライアントもスタッフの視点で考えたりとかすると、よりみんなで新しいアプローチをつくれるんじゃいかなって。

ハブチン

素晴らしいハカマーさん、ありがとうございます。

ヒロ

いま聞いてて思ったんですけど、たとえば今度こういうCMがあるので編集からオンラインまで全部やってみたいっていうときに、自分はこれを使いたいとかいろいろ希望はあるけど、僕には作業する場所のデザインはできない。
だから、マサさんみたいな人に都度入ってもらって、今回はこういう構成をしてみたいからFlameとNukeのやり取りをこういうふうにしてみよう、みたいな、企画ごとに仕様を議論できるとすごいいい。
それで全部、試写環境までワンパッケージになってる場所があったら、僕だったらお願いしたいし。

ハカマー

なんでも実験してみるってめっちゃいいですよね。
プロデューサーも実験、代理店も実験するっていうふうにして、みんなでトライ・アンド・エラーをより良くするために繰り返せる場所っていうふうに…もう書いたらどうですか?(笑)

ワーク⑤ チェックアウト

羽渕さん

では最後、チェックアウトです。過去の話で課題を出して、未来の話で理想を語ってみて、で現在。
今日気づいたことなどあれば。まとめですね。ここからはファウンダーの本間さんにも聞きます。

本間

ほんとにみなさん、貴重なお時間をいただきましてありがとうございます!
僕、異様なぐらいにいま、高揚してます。こんな意見を聞けるチャンスなんか絶対になかったと思います。
このミーティングはすごくいい(笑)
まさに今日現場からの声を聞けて、今後どうやって形にするかってことを実践できるかもしれないと思うと、すごくいいなと思いました。
実験できるスタジオで、かつ、そういうパートナーがいる。ここがスタジオであり、ギルドでもあるみたいな。この辺のお話がすごく僕は今ピンと来てます。

鈴木さん

メーカーとかがポスプロに機材を使ってくださいってやるじゃないですか。
そういうのもたとえばTHIRDMANに持ってきてもらって、半年とか、3カ月とか実験で使ってもらうとか、それをレポートとして逆にフィードバックで返すとか。
THIRDMANは今あるものをどうやってクリエイティブな人たちが活用できるんだろうっていうふうに実験の場として使ってもらうにはコストも掛らないし、マーケティングにもなるし、実例も上がってきて記事になるんだったら、誰も損しなくない?

本間

ここは無人のスタジオなので、使う人によって使い方を変えてもらえればいいっていうことが、初めに蒔いた唯一の種なので、まさにそういうこともできるといい。
今回はエンジニアがアイディアマンになってこんなことやりました。次はエディターさんがやりました、みたいなことの発信に対して、
賛同する仲間たちが集まってものがつくれるみたいなやり方っていうのは、すごく革新的だなっていう気がしますね。

袴田さん

なるほど。そういう視点からも実験できる。確かにフレキシブルだからね。

本間

ほんとにこの貴重な意見をちょっと僕いま面白がっていて、たとえば今回はこのメンバーだったからこそポスプロ的な観点からワークができたけど、メンバーを変えていきながら、バトンを渡していきながら、いろんな人を巻き込んで“実験場”の土壌を作れたらなって思いました。
HATCHの忘年会でさっそく実験テーマも募ります!(笑)

THE THIRDMAN STUDIOはこうしてクリエイティブの未来をつくる“実験場”としてのアイディアを募集していくことになった!

これからの展開がきになる…!

今後もこの“THIRDMANの使い方”テーマについては、不定期でワークショップを行った経緯を発信していくよ!

どんな実験がおこなわれる場になっていくのかな?

現場からは以上です!

この記事の主役
THE THIRDMAN STUDIOの紹介

「場」をプロデュースする

THE THIRDMAN STUDIO

Creativity works Here.常駐スタッフのいない無人のクリエイティブスタジオ。ミーティング、プレゼンテーション 、映像編集、ワークショップなど、使い方はクリエイター次第。目的に合わせた使い方がでいる“3rd Space”として、いつも利用するオフィスや作業場所とはまた違った価値観を提供する。

HATCHでは
本気で一緒に向き合える
仲間を探してます